「芋煮」~米沢のソウル・フード~

■「芋煮」~米沢のソウル・フード~

我が故郷「米沢」の秋と言えば「芋煮会」
休日は朝から河川敷へ行き、家族や友人等と
芋煮の鍋を囲み、一杯やります!

■「芋煮とは…」~米沢のソウル・フード~

「芋煮」とは、鍋料理。
醤油ベースのもと米沢界隈では「米沢牛」里芋がメインで、
そこにネギ、人参、コンニャク、豆腐、舞茸等で煮ます。

米沢牛の脂の旨味や肉の甘味と、醤油ベースがマッチし絶品!
隠し味で、砂糖、お酒、味醂。
この芋煮を外でみんなで食べる事を「芋煮会」
と言います。

そして、芋煮会で青空だと、芋煮のおかわりは勿論、
お酒も止まらないのであります。

■「芋煮の発祥の地は中山町」~山形のソウル・フード~

「芋煮の原型」は、山形県内全域で食べていた「芋の子汁」
「芋煮の発祥地」は、山形県中央部に位置する中山町。
元々は、農家の里芋の収穫祭でしたが、
里芋は傷みやすく、大量に美味しく大勢で楽しめる
「芋煮会」が広まりました。

現在では、青森県を除く東北地方や新潟県…
また、多摩川(東京都)で、見かけた事があります。

■地域による「芋煮」の味の違い~山形のソウル・フード~

山形県といえど、地域により味付けは違います。
米沢市界隈(県南部、置賜地方)
米沢牛、里芋、舞茸で醤油ベース。
山形市界隈(県中央、村山地方、発祥地中山町はこの地域)
牛肉、里芋、舞茸で醤油ベース。
最上地方(県北部)牛肉、里芋、なめこ、醤油ベース。
庄内地方(県西部、海側)豚肉、里芋、舞茸で味噌ベース。

■「芋煮セット」…~米沢のソウル・フード~

昔はみんなで鍋等道具をもちより、
河原の石等で鍋台を作り、薪から火おこししましたが、
最近では、スーパー等で鍋から何から何までレンタル
してくれるようです。

■「芋煮まとめ」~~米沢のソウル・フード~

福岡出身の奥さんは時にとんこつ風味が恋しくなります。
同じく名古屋出身の知人も、鶏風味が恋しくなると。
米沢出身の僕は、醤油風味かな?
そこに、牛肉の甘い風味が混ざると…
も~文章を書いている段階で、お腹がなります(笑)
よっしゃ、久しぶりに芋煮でもするかぁ~。
皆さんの「ソウル・フード」は何ですか?
本能に近い、この感覚、忘れる事は出来ないですねぇ。