岸哲蔵ルーツ3 岸孫蔵(独立~カクイチ醤油起業)

■岸孫蔵プロフィール 20歳独立迄のまとめ

…学業優秀も、貧しい為、魚屋へ奉公、魚屋行商独立、人力車夫、煙草刻み職人….
そして、煙草刻みにて20歳独立….

■岸孫蔵 煙草事業拡大~専売公社への売却~

明37 大阪にて、モーター、ローラー5台、器機12台仕入れて、
工場の機械化、
拡張。

「自社で使用するモーター、ローラー以外は、
大阪からの帰り道、各地域で売りさばく。」
この
機械の販売
5000円の収入

煙草の仕入れは、福島県三春町、須賀川市、山形県東根市
販路、米沢市界隈、福島県内。
長男誕生。

明38 4月1日より、煙草製造官営化へ!!
….製造した煙草関係のものは、全て「専売公社(現JT)」で買取りの為、ギリギリまで
煙草を製造。
煙草は勿論、機械は2300円で受領。
3万円の現金が残る。

■岸孫蔵28歳 カクイチ醤油始める!

醤油味噌業始める。 (社名→カクイチ)
岸本店カクイチ

山形県煙草製造所米沢工場外部工場を共同経営(専売公社からの委託)
(工場→ 上杉神社の隣にある、伝国の杜の地に。元米沢工業高校の地)
撚糸工場も建てる…も、思ったほど利益が伸びず、
譲渡。

明40 長女誕生
明41 醤油、優良品指定される。
10年計画をたてる。
 山形県煙草製造所米沢工場外部工場、解散。

明43 醤油業、順調に販路拡大。
山形県内、福島市~郡山市、秋田県内。

■岸孫蔵の土地 地続き10キロ 相続税「東北史上2位」

…この頃から、貧困にあえぐ農家にお金を貸すようになる。
返せない農家には、大豆を作らせ、醤油製造に活かした。

同時に、「土地」に興味を持ち、
「地続きで自分の土地が10キロ」
(米沢市大町~通町まで。米沢市大町~高畠町和田まで。)

が、第二次世界大戦後、「農地改革」により、国の土地に。

また、岸孫蔵の死後、相続税が桁違い。
東北地方の歴史上「2番目の相続税」であった。
(*この時、岸孫蔵の後継者次男「岸要蔵」は、
当時の仙台税務署長黒金泰美に相談。以降、協力関係。
黒金泰美は米沢地盤の民主党の衆議院議員となり、
地元の民主党代表でもあった岸要蔵は後援会長となる。
東北地方全ての自衛隊基地の醤油味噌の発注等、
国関係の仕事が増える。
が…官房長官まで昇りつめた黒金泰美であったが、
「灰原産業事件」により、失脚。
「岸本店」(カクイチ醤油)も、力を失う。)

■岸孫蔵 カクイチ醤油を築いた妻の死

明44 父死去
大正1年 次男誕生(2代目)
大5 宮内庁御買い上げになる。
カクイチ看板

大6 再び、大火に合い、全ての工場全焼する。
も….3ヶ月で、会社、工場再建。

大7 共に、目的へ向かい歩いた、妻死去。
まだ、35歳であった。
大8 4度目の結婚。
またも、工場の火事に合う。

….「ルーツ」次回へつづく…