■総理大臣の前職&経歴
初代内閣総理大臣、伊藤博文をはじめ、倒幕から明治維新へと歩んだ
志士達が、薩長を中心に総理を歴任。
混乱の中、公家の方も2度、高級官僚出身、
そして、富国強兵が叫ばれてからは、
軍人出身が、歴任。
■内閣総理大臣の前職は何でしょう??
戦後〜高度成長期(1946~86)の総理大臣は、
やはり「官僚出身」が多いです。
吉田茂(大使、外務省)、
岸信介(農商務省)、池田勇人(大蔵省)、
佐藤栄作(鉄道省)、福田赳夫(大蔵省)、中曽根康弘(内務省)等…
…彼は15歳で新潟から上京し、昼間働きながら夜学の工業高校へ通う。
卒業後すぐ、建築会社を設立(田中土建興業)
ただ、日本は第二次世界大戦へ参戦し、
田中角榮も戦地へ行く…が、身体を壊し帰国。
その時は、戦争のど真ん中でありましたが、
昭和18年に再び会社を再開。
今、何かと話題の「理研」の施設建設を主に請け負い、成功。
戦後、道路工事を中心に拡大。
そして、議員へ!
…「戦後の成り上がり総理」田中角榮は、
日本人に希望を与え、「向上心」「購買力」を引き上げたという点では、
素晴らしき指揮者だと思う。
詳しくは、また、別の機会に改めて、文章化したい
と思います。
■バブル〜現在(1987〜)の総理大臣の前職は?
…高度成長期までの総理は官僚出身が殆ど。
が…バブル以降は→1人(宮澤喜一、外務省)
この時代からは、色々な流れをくむ総理が急増。
竹下登(英語の代用教員)、細川、森喜朗(新聞記者)、
小泉純一郎、海部俊樹、小渕恵三(政治のみ。特に小渕さんは、学生時代に代議士)、
安部晋三、福田(会社員)、鳩山由紀夫(大学助教授)、菅直人(弁理士)…
麻生太郎(ライフル競技の五輪代表。社長。)
…五輪代表時代の写真。
漫画オタクの麻生氏は、
まさに「ゴルゴ13」を地で行く、国会スナイパー?
意外性あるのが、羽田孜。
小田急バスの、営業兼車掌で、営業成績ダントツ1番。
運転も上手く、天皇陛下の運転もした事がある。
そして、
もっと意外性あるのが、野田佳彦。
松下政経塾から、都市ガスの検査員。
そう、
野田さんはバイトしてたのです(写真は、そっくりさん?の上島総理?)
フリーター社会のこの時代、野田さんは、若者の希望の灯として、
「サクセス」を、世へ説いてほしかった…
知事でも、猪瀬東京前都知事は、建築現場で働きながら、
作家活動をしていました。
あの、ブルドックのような逞しさは、
現場で養われたのですね。
話は脱線しますが、猪瀬さんのアイデアや気付きを、
原点へ戻して、今度は、本で表現してほしいです。
猪瀬さんについても、
田中角栄同様、別の機会で紹介させて下さい。
…現在は、神戸鉄鋼出身の安倍総理。
が、会社員出身のイメージよりも、3世のイメージが強いですね。
いや、
安倍さんだけでなく、福田さんなど、親子で総理だった方も、
他の2世3世で登りつめた方も、
親を超えた強いイメージや光が出てこないです。
あの~、
総理というものも、地盤へと代わって行くのでしょうか?
個人的には、田中角栄のような、成り上がりが登りつめて、
現代の停滞気味の日本人の心に、夢という希望を打ち上げ、
斬新なアイデアを掲げ追求してほしいのですが…