■「アントニオ猪木はアントニオ猪木のまま」
先日、NHKにて「燃える闘魂ラストスタンド」を観た。
番組内容は、難病(アミロイドーシス)に苦しみ入退院を繰り返す
アントニオ猪木を映したドキュンタリー。
「世界最強レスラー」「海外を飛びまわる政治家」として、
この目に焼き付いていた姿からは、想像し難い、現状を知らされる。
同時間帯、私と同じく猪木ファンである両親から
「A猪木の番組を観ていたけど、可哀想で見ていられない」
と、LINEが届く。
番組終盤
「生きるって、辛いんだよな。でも、生きなきゃいけない」
と語るA猪木。
現在は闘病生活の中、YouTuberとして「最後の闘魂チャンネル」
という番組を運営し、広告収益を得ている。
そう、A猪木は永遠のスーパースターであり、経営者。
身体がどうあれ、体調がどうあれ、病を晒しても、
周りを食べさせなきゃいけない。
「本当に強い人だ!」
A猪木とネットと言えば、ネット生配信によるスポーツ中継を
いち早く取り入れたのは、猪木が興した「IGF」という
プロレス団体だ。
また「地上波民放テレビ=メジャープロレス団体」
の図式が確立されていた80年代前半から、
ペイ パー ビュー(ppv/配信)の必要性を唱えていた。
A猪木の人生は、モハメドアリ戦しかり、柔術技術、
タバスコ輸入、アントンハイセル事業(バイオ事業)等、
早すぎて、時代が追いつけなかった。
でも、その「気付きから行動への早業」という生き様があり、
急速に時代が早まったグローバル社会でも、
こうして注目されている。
やはり、A猪木はA猪木のままだ。
時は経てど、I am goes around MrINOKIである。