ニュースや報道、ワイドショー等で知る事、教わる事、関心した事は沢山あります。が、一つだけ注文をつけたい。
■ニュース、ワイドショー、報道の在り方について
悲しい事件がおきる度、犯人側と同じく…いや、時には、犯人以上に被害者の日々を綴り、映像写真等を、いつまでも流し続けて良いのだろうか？
僕がもし身内なら、犯人側への憎悪の次に、報道側へ怒りをぶつけてしまいそうだ！
しかも、現代はSNSの普及で、有名人でなくてもPCやスマホをひらけば、
映像や文面や生の声までもが、ダイレクトに出てくる…。
それをそのままニュースやワイドショーで使い回しにしている現実がある！
..今夏、中学にあがったばかりの未成年男女が行方不明となり、結果、殺人という悲しき事実を突きつけられた事件があった。
この事件では、嫌になるくらい、被害者である未成年男女の写真だけではなく
…SNSに投稿された映像と共に生の声まで報道し続けた。 何日も何日も、朝から夜中までだ。
そして、凶悪卑劣外道なる犯人が逮捕されたにも関わらず、
その人物については、3～4日報道しただけで、TVの中からこの事件は消えていった。
僕は、特にこの一連のSNS映像公開の中で切なかったのが、
まだ中学生なりたての彼らが不満を口にしたところをクローズアップし伝えた事だ！
12～18歳くらい迄は、僕もそうだったからよく気持ちが解るのだけど、家庭環境のちょっとした歪みにも、
心が純粋なら純粋なだけ揺れ弾む。
その揺れを、自虐的に、また不満に上塗りし表現しちゃう事って多いと思う。
で、その思いをSNSに投稿しちゃうなんて、よくある事じゃないですか？
そこを理解してるのか、理解しているのか解らないが、そこを軸に報道し続けた。
それだと数字がとれるのですか？それで数字がとれましたか？そこしか興味がわきませんでしたか？
見ている側の心にまで傷を残し、被害者の小さかったであろう傷口を見せびらかし、被害者家族を曝け出し…。
「事件が終われば…ほったらかし！！」
貴方は、正義なのですか？
貴方は、僕らの本当に代弁者なのですか？
それが、報道であり、ニュースであり、ワイドショーなのですか？
■報道～これからの姿勢～
これからの姿勢としてお願いがあります。
この犯罪者や事件を忘れさせない為にも、法廷での犯人の態度、発言、そして、裁判結果こそ、報道して下さい。
そして、こんなに悲しい事件が二度とおきないよう、世へ説いて下さい。
その時こそ、大きな声で、解りやすくお願いします！！
それが、「報いへの道」ではないでしょうか？
