自分はカレーが大好きだ。
だから、町を歩く度、カレーやの看板を探す。
同じく、カレーパンも好きで、今は、仙川(調布)のルパというパンやの
もちっとしたカレーパンにはまっている。
このカレーパン
パンの中にカレーを閉じ込めてしまうという発想が素晴らしい。
もしかして、まんじゅうがヒントかな?
と思いながら、その美味に胃袋も踊る。
■カレーパンのルーツ….を辿る…
起源は、1927年、東京都江東区の「名花堂」(現カトレア)とされる。
この時期は、関東大震災(1923)の復興時期で、
お店の経営も混乱…
そんな中、アイデアが
「具の入ったパンを、カツレツのようにあげては…」
そして、
「洋食の2トップ」である、カレーとカツレツに辿りつき、発売へ。
他にも、練馬区で同時期発売された説や、ロシアのピロシキがヒント
という説も、ある。
が、
何よりも、この自由な発想が素晴らしい!
しかも、それが、全国へ広まり、パンのスタンダートになった点が
アイデアの奥にある実力を感じる。
今日は、こういったアイデアを発信し続けた「野球選手」を
紹介します。
■千葉茂(元巨人)
千葉選手は、1919年愛媛県出身。
松山商業から巨人入団。 167センチと小柄ながら、1年目から二塁のレギュラーで、
クリーンナップ。あの川上哲治氏と共に、巨人の黄金時期を築く。
千葉氏は、物事にとらわれない自由な発想をもち、
王選手が活躍する、何十年も前から、「一本足打法」
右打ちの天才で、ファウルで粘るのも得意で、年に100個以上の
四死球を獲得した事もある。
そして、試合後はいつも、銀座の「グリルスイス」へ行く。
ここで、大好物の「カレー」と「カツレツ」を食べるのがスタイル。
が、2つの皿から食べるのが面倒で、ある時から、カレーの上に
カツレツをのせて食べるようになる。
…これを見ていた店主が、お店をしめた後、おそるおそるその食べ方を
マネすると…..「美味い!!」
1948年、「カツカレー」を発案。
お店は、超人気店へ!
千葉氏は、打法、カツカレーだけではなく、
近鉄の監督時代、弱小で人気のないこのチームを盛り上げるべく、
友人の岡本太郎氏に頼み、
因みに、この猛牛は、千葉氏のニックネーム。
そして、岸哲蔵の子供時代、この「猛牛マーク」と、
大味なプレースタイルに憧れ、近鉄ファンに!
(小学校6年間、この帽子を被ってました)
僕が、近鉄ファンで、カレーが大好きだというのは、
こう調べてみれば「必然」なのかもしれない。
より、自由な発想のもと、作品創りに励み、自由な思いを
日々、活かしていきたい。
そして「必然」とされる「ルーツ」を、
これからも追い続けたい。
★「岸哲蔵 最新ライブ情報」
8月9日(土曜日)
下北沢ラウン
19時~(デュオ、バンドの2ステージ)
料金 2500円(1ドリンク付き)