雪囲い外し(おしょうしな観光大使 岸哲蔵ブログ)

■米沢市=米沢牛&豪雪地域

岸哲蔵の故郷米沢市と言えば「米沢牛」が有名ですが、何よりも豪雪地域なのです。早い年だと11月始めに「みぞれ」が降り、12月には雪となり、X’masの頃には雪の重みはしっかりと地面に根をはやします。そして、1月の終わりには、積雪は1m50を超えます。

■雪囲いとは…

雪国では「雪の重み」で庭木が折れる為、折れないように「雪囲い」を行います。実家は、大小合わせ200本の木々、作業は親父と二人で1週間ほどかかります。

■「雪囲い方法」

まず、木自体を軸にし、3方向から太い木を縦に立て、木の頂点でそれらを縄で結び「三角柱」を造ります。 次に、その3本の木に対し横軸に丸太を縄で結び、木を取り囲みます。 そして、この隙間にあて木をし、雪が入らないようにするのです。
雪囲い庭木

■「雪囲い外し」

米沢の冬は長く、雪が溶けるのは4月10日以降ですが、地面がまだ水びたしなので、4月後半に雪囲いを外し、丸太やあて木を仕分け、材木置き場にしまいます。 雪囲いを造るより、やはり外す方が楽で、3日ほどで終わります。
雪囲い材木

材木置き場

■「雪囲い外し」~まとめ~

自分がライブ以外に帰省するのは、雪囲いと雪囲い外しと、屋根の雪おろしの3回。 感覚的には、米沢で過ごした少年期と違い、完全に「米沢=雪囲い」のイメージです。

東京の街で襟元に冬を感じる頃、僕はまた雪囲いを始めます。そして心の中、本当の春を願い、冬を過ごします。 実家は米沢は、そこで暮らす両親は、切っても切れない大切な宝。それを繋ぐのがもしかして、この「雪」かもしれません。 今年の秋は忙しくなるなぁ~。よっしゃー!!また、故郷「米沢」の大地に力強く立たねば。