今年で31年目、しかも、同じチームだ。
本日は、昨日NHK番組「プロフェッショナル」にて放送された、
山本昌投手を特集。
■プロフィール
1965年東京生まれ
高校時代は、神奈川県大会、ベスト8。大学へ進み、ゆくゆくは教師に
なるのが目標だったが….
1983年 中日ドラフト5位指名受ける。
無名ながら、長身の左腕で、将来性をかわれての入団。
が、プロ4年間、未勝利。
いつ解雇されるか、いつも怯えていたそうだ。
5年目、アメリカのマイナーリーグへ修業に(その年は、戦力外という事)
アメリカで、恩師アイク生原氏と出会う。
アイクさんには、ストレートを低めに投げる事と、生活習慣を徹底して
叩きこまれる。
そして、スピリッツだ!!
とある試合、ノーアウト満塁のピンチでアイクさんに謝る山本に、
「まだ、終わってないよ!!」と、一喝!
これで目が覚めたかのように、アメリカマイナーリーグで大活躍し、帰国。
生まれ変わった山本は、日本でも活躍。
91年には、2ケタ勝利を。
が、その活躍の中、アイクさんは、この世を去る。
93年94年97年、3度の「最多勝投手」
他、沢村賞、防御率1位獲得。
41歳で、ノーヒットノーラン。
42歳で、200勝投手に!! 現在、218勝。
■山本昌の武器!
山本昌は、自分で「速球派」という。が、、、、
山本昌のストレートは遅い。130キロ台だ。(大谷162キロ)
が、そのストレートで、空振りの三振を多くとる。
何故?
松井秀樹曰く、「回転(キレ)が良く、手元で伸びる!」
あと「他の投手と、ボールの軌道が違う!」
回転数は、1秒間に52回。あの松坂で41回、藤川45回。
という事は、手を放した時から、キャッチャーミットへ届くまでの
スピードが殆ど変わらないという事。
大切なのは「手首を、立てる事」
■投球歩幅
全盛期は体力があり、歩幅は6歩だっが、
今は、6歩2/3…前で、放る事を意識している。
(ダイナミックなホーム)
■山本昌の練習
ベテランになっても特別メニューは組まず、若手の同じ基礎練習に
同じ数で参加する。
だから、とにかく走る!!(マラソン、ジグザグ走法、ダッシュ10本)
キャッチボールも、肩の温めではなく、
重心移動と、球放れでのスピンを大切にし、必ず相手の胸へ放る。
練習は、数ではなく、少なくていいから、毎日続ける事が大切という。
本当に「根気強い」性格だ。
そして、全体練習の30分前にはトレーニング室にこもり、身体をほぐす。
これは、30歳から続けている「儀式」らしく、これなしに練習はしないそうだ。
■もうひとつの「儀式」は…
試合で先発する日は、家に飾ったアイクさんの写真立てにライトをあてる。
今も、あの「まだ、終わってないよ!」が、聞こえてくるそうだ。
■プロフェッショナル
山本昌の流儀は
「自分の決めた事を、継続し、諦めず極めるまで、努力する!」
そして、いつも思うのは
「もっと、上があるのでは??」
コーチはいう。
「山本昌の凄さは、身体の頑丈さと、積み重ね。
結局のとこ、それが結果につながっているよねぇ!」
….山本昌は今、2軍で苦しんでいるが、夏バテしたチームに渇を入れに
戻ってきてほしい。
若さが素敵ではない。
プロに年齢は全く関係なく、イイ選手を選抜していくのだ!
音楽もそうであってほしい。
若さが決めてじゃなく、イイヤツが良いって世界に!
さぁ~、これからは山本昌、大注目だ!!