シャッター通りを救え!!

■シャッター通りとは…

商店等が閉店・閉鎖し、シャッターを下ろした状態が目立つ
商店街や街並みを指します。

特に商店街を指す場合はシャッター商店街
街並み全体を指す場合はシャッター街と呼ばれます。

地方では1980年代後半頃から増えました。
身近な都市問題であり、空洞化現象でもあります。

■シャッター通りになった理由…

・1970年以降の、モータリゼーション(車社会)により、
自動車で買い物に行くようになった。
これにより公共交通機関離れが進み、駅前商店街が衰退していく。

また、この時期から大きな駐車場を構えた全国チェーンのスーパーや、
ロードサイドショップが郊外の国道やバイパス沿いに増えだす。

・2000年大規模小売店舗法が改正され、全国各地の郊外に
大型ショッピングセンターが建設される。

従来のスーパーの枠を超え、百貨店や映画館、カルチャーセンター等
それまで商店街や中心部で提供してきた機能を全て取り揃え、
大型無料駐車場を用意した大規模ショッピングセンターは、
大規模繁華街に匹敵する商業機能を持つようになった。
(ゼネラルマーチャンダイズストア)

これにより…十分な駐車場を持たず、商品の目新しさや価格競争力に劣る
既存の商店街から客が、更に流出する。

・1970年代以降に再開発された地区もシャッター通りになる
現象も出て来ている。
一時は再開発の目玉として核になるスーパー等が出店し、
その周辺にも多数店舗が出店したはずが、客足が落ちると、
大手チェーン店は不採算を理由に、一気に撤退するからだ。

その後テナントが入らずに大きな空きビルが出現すると、
核店舗を失った商店街の集客力は失せ、さらに衰退に拍車がかかる。
特に駅前型繁華街にこの事例が多く、跡地利用が進まないケースが多い。

・新幹線などの高速機関の整備で、まるでストローで吸い上げられた
かのように、大都市にお客様も一極集中化する。
(ストロー現象)

・87年からの、バブル時代、地価が高騰し、公共の大病院なども、
中心地から移った。

・大学は、地価高騰により、土地の売買の為、売り渡したり、
団塊Jrのベビーブーム世代人口に対応すべく、中心地を離れるケースも。

・商売を廃業しても、そこを住居で使う方が多い。
・第二次産業(炭鉱・造船)を主に軸にしてきた街に多い。

■変化に対応した街→「山形県新庄市北本町商店街」

…例えば、よくある話ですと、空きスペースを使い、
ミニコンサートや露天出店し、
お祭りのように歩行者天国化している地域もありますが…。

「山形県新庄市北本町商店街」
毎週日曜日、商店街では、店外に100円の商品を並べ、
商店街自体を100円ショップ化している。
結果、お客様が増え、店内の普段の値の商品まで売れるように。
新庄市商店街

歩行者天国には、しない!!
歩行者天国にすると、どうも、道路の中心に人が集まる傾向があるから。
現在、90%のお店が参加。県外からのお客様も増えている。
TBS「がっちりマンデー」でも、特集される!

■岸哲蔵の考え….

地方は、大手の進出や乱立する全国チェーン店に翻弄され、
商店街だけでなく、結果、若者の多くは職を求め、
都市部へ向かいます。

このシャッター街は、意欲や情熱といった面でも、
負のオーラを抱えてます。

特に人口減少し、税収すら落ち込んでいる地域は多いです。
これらを踏まえて….僕はこう思います。

大きな空きビルのあるシャッター街ならば、行政が街ごと買う!!
そして、高齢化時代本格化にむかい、
シャッター街そのものを「老人の町」にします。

そして「特区」にします。

まず、大きな空きビルをリホームし、老人ホームにします。
次に、若手で、これから開業したがっているお医者さんを募集し、
安値で貸すか、売り、病院確保(内科 外科)

これにより、処方箋を扱う薬局(地元業者)とドラックストア(地元業者)
が出来ます。(従業員も全て地元採用)
それに、遊びに来る家族の為、お土産やさんや、外食店も出来るはずです。
(全て、地元業者)

地元の方は勿論、人口増加(税収アップ 予算枠の拡大)の為にも、
同じ県でも別地域から老人ホームに入る方は2割安く、
他県からこられる方は3割安くすればどうでしょう。

あと、日本ならば、ちょっと掘れば「温泉」も出ます。
老人ホームに温泉や医療はセットですから。
また、最終的には、この温泉を掘る事で、「地熱」も。
ここから得た電力を、地元電力会社に売ります。

将来的には、この地熱からの電力で、特区を運営します。
行政の補助金も減るわけです。

そもそも、何故、シャッター街を老人の町にしたいかと言うと、
それほど動けないからこそ、
商店街くらいの敷地で生活するのが丁度いいと思います。

また、完全に街と離れた土地では、寂しさも感じるはず。
シャッター街を、高齢者で賑わう、巣鴨のようにしたいですね。

そして、こういった地域に、保育園も入れたい。
自分のお孫さん達くらいの子の声が、BGMのように聞こえ、
子供達も、優しい眼差しのもと、学ぶって、素敵だと思う。

ここに夜は、行政で運営する塾を置いても面白い。
元教師が、教えるのはどうでしょう?

昔の形を守るだけじゃ、もう間に合わないのです!!

精神は、昔を守る!
でも、再建するには、形は、変わらねばいけません。
サッカーもそうでしょ。
そこが駄目なら、一気に逆サイドパスしませんか?

どうも政治家はてっぺんに立つと、風見鶏で、小手先に
なってませんか?
そして、こういった事例を作ると、初物好きの優秀な人材が
教えにきますよ。TVや、NETでも、話題になりますね。

おっと、ただの妄想でしたが、止まらずごめんなさい。