幼少期/理想年収/理想パートナー

■「幼少期/理想の年収」

幼少期の頃、お金に対する興味もなく、
価値も理解してませんでした。
ただ、父の実家に行くと、
茶の間と会社事務所がドア一つ。
否が応にも、お金(数字)に対する
ピリピリ感が伝わってきます。
特に、70年代後期は岸本店の転換期。 
「規模縮小派」と「東京大阪進出派」
に分れ、新工場建設など大変な時期。
今、思えば、明治38年創業の岸本店が
岐路に立たされた場面です。
そういった状況もあり、
父の実家に行くと、逃げる様に
離れにある ひいおばあちゃん
(ばばちゃま)の部屋へ。

この会社のピリピリは、100m離れた
家にも飛び火。
月末になると、経営陣である
父の酒のペースはあがり、夫婦喧嘩。
嫌な光景を、よく目の当たりにしました。
もっと仲良く話し合えばいいのに!
って思ってました。

父方は商人の家系であり、特に祖母と
叔父の奥さんがシビア。
私の前でも、お金の話をしてました。
それ故、お金に対しては、
かなりネガティブなイメージが
あります。
子供が、お金をねだったり、
お金の話をするのも、悪い事だと
思ってました。
お金と同様に「財産」「土地」
という単語も、嫌いでした。

■「幼少期/理想のパートナー」

理想のパートナーを考えた事は
ありませんが、好きな人はいました。
好きな人は「TVの中の人」「現実の人」
の2パターン。 

[TVの世界]
TVの世界で好きだった人は二人。
まずはピンクレディーのミーちゃん。
初々しく、元気で、可愛く、一生懸命。
歌声も明るく、特に「UFO」という曲が
好きでした。
この「UFO」は大大大ヒット!!
関連商品も沢山でました。
この中で、僕が欲しかったのは「UFOアイス」
パッケージは重厚な黒にゴールドやシルバー。
アイス自体は白いバニラにピンクや
ブルーやグリーンのゼリーが目に
飛び込むような色合い。
カップサイズ当時350円(今なら1000円?)
やっと、やっと買ってもらえたのが
冬のスキー場ロッジ。
寒さに震えながら、食べた記憶があります。

2人目は、「ママとあそぼう!ピンポンパン」
のゆきえお姉さん(酒井ゆきえ) 
もう、存在そのものが大好きで、
必ず、ゆきえお姉さんを見てから、
幼稚園に通いました。
あの時代の幼稚園生の殆どが、
ゆきえお姉さんの事が好きで、
ミーちゃんと並び、
彼女はベビーブーム世代のアイドルでした。 

[現実の人]
幼稚園年少時代担任、小林先生。
当時21歳~22歳?
今、写真で見ても、本当にキレイです。
清楚で、優しい笑顔。スタイルも良く、
性格は真面目で親切、控えめ。
勿論、幼稚園一人気の先生。
朝から、小林先生の争奪戦ですよ!
初恋の基準値としては、
…かなり高いです。
有名人で例えると、山咲千里の若い頃を、
静かな雰囲気にした感じ?でしょうか。

小林先生は、僕が卒園と同時に結婚退職。
卒園後、母に連れられて小林先生の家へ。
恥ずかしいやら、悲しいやら、
車から降りるがやっと。
母と小林先生の立ち話の時は、
心ここにあらず…。
ライトバーンの後部座席乗り、走り出す車。
家の門の前から、寂しそうな笑顔で
手を振る小林先生。
運転する母に見られない様に、
ライトバーンの中から小さく手を振りました。