床屋さんはなぜHPを作らないのか?

■「床屋さんはHPを作らない」
床屋さんで、HPを作成しているお店は、
他業種に比べて異常に少ない。
私は3年前、今住んでいる町に引越してきましたが、
10年来通っていた愛着ある祖師谷の床屋さんが
片道30分となる為、仕方なく近場にある
床屋を探す事にしました。
検索結果、HPのあったお店は、たった1軒。
何となくですが、現在も、その床屋に通ってます。

■「美容室/営業」
競争の激しい美容業界は、HPを綺麗に丁寧に作り、
CutModelをインスタ紹介。Twitterでも拡大、拡散を狙い、
Facebookもマメに投稿。店員でシフトを決め、Blog投稿。
また、最寄りの駅前や、お店の前で時間をみてはチラシ配りと、
お客様を獲得する為、営業活動に励みます。
お店の会員になってくれたお客様へはDM、
誕生日には手書きのLetterや
お花のpresentなど、その気遣いも、
頭の下がる思いです。

■「床屋は今がChance」
理容室と美容室は、同じく髪を切る業種なのに、
どうして、こうも違うのでしょう?
一つは、床屋のお客は99%男性。
男性は、美に対して疎く、女性に比べフットワークが重い。
一度決めると、なかなか動かない。
でも、だからこそ、美容業界を見習い、
realとnetのダブルで宣伝すべきです。
特に春先は移動時期。
引越た人は、必ず検索します。
1度でも来店したお客を離さない覚悟で頑張るべきです。
もし、売上が厳しく、頭を悩ませている店主が
いたのならば、net宣伝やって下さい。
状況は、右肩上がりに変わります!

■「repeater獲得方法」
床屋は、非常にrepeater率の高い業種。
だからこそ、repeaterをより増やす作戦が
求められています。

飲食店では、repeaterを獲得する為、ランチ時など、
サービス券を配るお店が多いです。
私が以前勉強させて頂いた経堂の繁盛店は、
初見のお客含め、皆さんに50円の割引券を配ります。
そして、11時30~14時のランチタイムは
毎日40~50人が押し寄せます。(店内20席)

床屋は、repeaterを獲得すべく
「500円の割引券」を配るべきです。
500円のサービス券=金券。大切な切符です。
そこで味噌なのが、期限!
60日で設定しては、いかがでしょう?。
だと年6回来店。
Cutが4000円だと仮定すると、サービス券利用で3500円。
年2万1000円も落としてくれるのです。

■「定額制導入」
「年間3万円切り放題の定額制導入」も面白いです。
定額制のお客様は事前予約すれば、優先的にCut。 
これで会員が100人出来れば=300万円の売上。
しかし、お客の平均利用回数が6回だとすれば、
切らずして90万円をGETしている事になります。

この300万円を原価計算すると、いくらでしょう?
Costがかからないのも、床屋の利点。
最終的には、会員制理容室にするのもアリです。