■関東では映らない凄いTV「たかじん胸いっぱい」
東京及び関東で映らない面白いTVは、実は多いです。特に、昨年亡くなられた「やしきたかじん」さんの番組には、度肝を抜かれたぁ。
やしきさんの番組は、司会者が引き継がれ、今も絶大なる人気のもと放送されてます。また、制約の多い東京のTVを嫌ったやしきさんの思いをも引き継ぎ、東京及び関東では、今も放送されていません。
僕は大阪の友人から、「やしきたかじんのTVは、おもろいよ！！」と、耳にタコだったので、YOUTUBEで見つけてから、も～すっかりはまってます。
今回は、たかじんさんの「たかじん胸いっぱい」（司会 北野誠）で、昨年末に行われた衆議院議員選挙での疑問について、元宮崎知事のそのまんま東さんの解説のもと、ディスカッションが行われた放送を紹介させて下さい。
■比例代表とは…
[立候補個人ではなく政党に投票し、各政党の得票率に比例し、議席配分する制度。当選者は各政党が提出した候補者名簿の順位と借敗率で決まる]
（…無所属からの立候補者は、党に属してないので、比例には参加出来ない。）
■借敗率とは…
小選挙区で当選者の得票に対する、落選者の得票の割合。
[例 当選A 1000票 2位落選 800票の場合→ 80％]
■比例順位…
各政党内で決める。ただし、1位タイが、何十人にもなる場合がある。これは、党内派閥や実績や功績面による部分が多いらしい。
また、党の顔の人物は、全国遊説し、自分の選挙に集中出来ないので、比例のみに立候補し、上位に順列される事が多い。
■重複（ちょうふく）立候補…
小選挙区以外に、比例名簿にも名を連ねる。小選挙区で落選しても、比例順位や借敗率で当選の可能性あり。
■重複立候補の問題点…
選挙に出る場合、小選挙区で300万円（全体得票の10％未満？は、全額没収）比例は、プラス600万円収めなければいけない。…お金のない人は、比例には出られない。
この重複は、ベテランが上位に来て、復活当選する場合が多く、若手のチャンスが奪われるケースが多いとも言われている。
■比例のメリット…
死票が減り？小政党でも、代表を送られる。
■比例のデメリット…
有権者が候補者を選べない（比例のみで選挙に参加し、順位上位で当選する人物も多い）…無所属にチャンスがない。
■衆議院選挙の結果！！
475議席のうち、121議席は、小選挙区落選での、比例復活当選。（実に、1/4）
■不思議な選挙区…
G1区 1位 当選 2位 落選（無所属） 3位 比例当選（借敗率が高く、関東ブロックでのこの党への票も多く、比例順位を上げて、当選）
…他、C4区、N3区、E2区でも、不思議な結果が…
■全員当選した県…
O県には4つの小選挙区がある。結果、全4区で、野党が1位で当選。…しかし、この4つの区に立候補し敗れたある党の方々5名が、全員比例当選したのだ！！
九州ブロックでは、この党がダントツで人気があり、そのブロックに入るO県では逆に人気がなかったのだが、全体率で、全員比例での復活当選となった…
■哲蔵のまとめ
実に解りやすい内容で、ギリギリまで迫ります！ 物事の本題から目を背けず、各コメンテーターとのディスカッションも面白おかしく、視聴者の胸にさらっと響きます。
やしきさんは、おそらくネット時代とTV時代の融合をも予測し、問題提示の興味をあおり、タブーの領域にまでギリギリ足を踏み込んできてます。いわば…「市民の本音TV」なんですね。
やしきさん系の継投番組は大注目です。歌も好きだけど、やしきたかじんは、やっぱすっきゃねん….です。皆さんも、是非是非….
