家族LINEで一つ

■「両親ともスマホ」

父80歳、母77歳。所謂「後期高齢者」ですが、
昨年から二人共スマートフォンを使用してもらってます。
これには、理由が。

■「LINEの大切さ」

両親共、地元米沢市在住。
私と兄は東京暮らし。
新幹線で約2時間の距離とはいえ、
何かが起きてからでは遅い。
それを、強く感じたのは、5年前。
母が倒れた時。

■「母/71歳体調を崩す」

母はいつも元気。趣味でドラムを叩いたり、
バンドでLIVEしたり。
友達も多くカラオケ、麻雀、飲み会と活発。
そんな母が71歳になった頃、耳の変調を覚える。
それから間もなく、気持ちが悪くなり、
横になるも動けなくなる。
総合病院で検査したが病名すら解らないまま入院。
体調を戻し退院するも、今度は帯状疱疹を発症。
1日の殆どをベッドで過ごす。
すると、今度は寝てる態勢が原因か、
激しい腰痛と膝痛に見舞われる。
元々ヘルニア、アキレス腱断裂、半月板損傷で
長期入退院を繰り返した事のある母。
身体が弱体化し、再発させてしまう。
正に負の連鎖反応だ。

状況状態を知りたく、毎日父に連絡するが、
携帯電話の苦手な父は、説明がままならない。
仕舞いには、面倒くさいのか電話すら出なくなる。

現在は、お陰様で母の体調も8割戻り、
3年前からウォーキングも始め、
変調以前の元気だった頃の足取りに戻りつつある。
しかし、今度は、コロナの状況が気になり仕方がない。
母は、スマホに代えて5年以上。電話もメールもLINEでの
やり取りも難なくこなしていたが、コロナ含め、
これから先を考えると、父とも「ビデオ通話可能なLINE」
によるコミュニュケーションの方が安心出来ると思い、父を説得。
昨年夏から、父もスマホを使用。

■「父の変化/無料LINEスタンプ」

メールが苦手であった父。パソコンの画面すら気嫌い
した父。しかし、短文で楽なのと
「無料LINEスタンプの動くキャラクター」にハマり、
既読は勿論、必ずスタンプ込みで返信が来るようになった。

■「ビデオ通話」

私が思うに、人は何か問題発生した場合、話しだけじゃ、
文字だけじゃ、不安に陥りやすくなる。
しかし、相手の顔が見えると安心し、落ち着きを取り戻してくれる。
状況を説明する上でも、ビデオは安心と映像目視による
正しい判断へ繋がる。
時々、父と母にはLINEのビデオ通話でかけ、
コミュニュケーションを計る。
普段、慣れておくと、いざという時、自然に活用出来る。

■「ルーティン化&システム」

ルールで決めると束縛に負けてしまうが、
「ルーティン化」すれば、それが自然になる。
父と母とは、毎朝必ず、LINEでやり取りをする。
互いに日々を知った上で、互いに問題に取り組んだ
方がイイからだ。
そして何より、「システム」
家族4人、それぞれの暮らしだからこそ、互いが互いを気遣い、
過ごしたい。

両親には、元気なまま、頭も意識もしっかりしたまま、
好きな事に向き合う毎日をおくってほしい。
育てて頂いた側から、手を差し伸べる側になれたかな?
より両親の声を大事にしなきゃ。