アントニオ猪木と食料問題
アントニオ猪木
70年代、世界一強かったプロレスラーであり、格闘家。
猪木レスラー
(全盛期186センチ103キロ)

プロレス団体の創業者として、
ヒーローとして、時にはプロデューサーとして、
僕らへ、夢と希望をくれた。

そして、猪木には、とてつもない使命感が、あった。
それは、

「食料危機」から人類を救う
ダァー!
猪木だぁー!

…猪木は、ある話にのり、夢を膨らませ、全財産を注ぎ込み、
少年期を過ごしたブラジルに→「アントンハイセル」という会社を作る…

★その事業とは…

・ブラジルでは、殆どの車が、アルコールで走っています!
そのアルコールは、
サトウキビから絞ったもの。
(世界一エコ!)
さとうきび畑

が、当時、ブラジル全土で問題になっていたのが、
アルコールを搾り出した後に残る、サトウキビの絞りカスの山

そのサトウキビの絞りカスには「リグニン」という物質が含まれ、
食料にも飼料にもならない。

が、
バイオで、このリグニンを分解し、人の数だけいる牛のエサにすれば…

★理想!

・サトウキビの絞りカスを→牛のエサに!
→牛のフンを肥やし→さとうきびや野菜栽培

野菜は、人間が食べる。
サトウキビは、車のアルコール。

ようは、半永久的な食のサイクル化!

猪木は全財産、更に借金を重ね、事業にのめりこむ…
が…

リグニンのバイオが上手くいかないのと、
ブラジル特有の気候で(雨期と乾が半年ごと繰り返す)
牛が大きくなるのに5年(60ヶ月以上)かかる(和牛→31〜36ヶ月)

更に、イルフレ、食料不足により、いきなり軍に牛の差し押さえと、
頓挫しかける。(最高借金は50億…とも)

一時期は、自殺も考えたが、プロレス団体の社長として、
夢を与えるレスラーとして、思いとどまる。

■アントニオ猪木 食料問題

…ある時、O製薬会長の紹介で、H製作所の力を得て、
リグニンの分解に成功!
が、その頃には、
ブラジルで猪木の発案を、そのまま模倣し…成功したものが!

猪木の事業は縮小、人手に渡る

でも、
問題意識、アイデア、行動、実践、何より、人類の永遠のテーマを、
ブレズ追いかけるアントニオ猪木は、素晴らしい!


僕は、政治の世界を知らないが、ただのスポーツマンが政治を出来るのか?

という声を聞くが、
この言葉は、アントニオ猪木さんには、当てはまらない。

夢が見えなきゃ夢を作り、世界を股にかけて歩んできた猪木さんを、
これからも注目していきたい。

そして、現代にも確実に眠っているであろう、アイデアを、
自身としても、掴みたい欲はある。

皆さん、猪木さん関連の本、映像、リング….
とにかく「元気」でますよ!!