■「中学スキー部練習参加」
小6冬休み、米沢5中スキー部の練習に
兄率いる米沢1中スキー部と共に練習参加。
通常、クロスカントリースキー練習は、
広大な平地で行われるが、
この学校の練習先は「栗子国際スキー場」
のゲレンデ。
コーチは現役国体選手である
5中の先生で、昨年迄兄の中学部活顧問。
この練習の狙いは、「体力up」と
「急斜面に強くなる」為。
全国一の最上勢に追いつくには、
この練習が必須課題。
練習は過酷。ゲレンデで合流するや、
アップで長さ2mの距離スキーを
履いたままスキー場天辺まで、登る。
到着すると、コース練習開始。
急斜面を200m直滑降、角度の緩い場所に
いるコーチを起点にまた急角度を登る、
これを40分。一息つくと、もう40分走。
ゲレンデはスキーを楽しむ家族ばかり。
ここだけ異様なスパルタ練習。
これを終えると、また、直滑降で下り、
練習終了。
さすがに中学の練習はきつく、
踵の浮く距離スキー用スキーでの
直滑降は難しく転倒もしたが、
毎日やると慣れる。
練習で1番速いのは2学年上の兄だが、
その差は日に日に縮まり、
正月明けには負けなくなっていた。
1学年上や2つ上の普通の選手には
余裕で勝利(中3は高校入試があり、
冬のスポーツ参加する者は僅か)
中学生相手に負けないのだから、
今年は優勝間違いないと、
自信をつけ冬休みを終える。
■「優勝確信」
冬休み終了後も、土日は中学生と練習。
普段は近所の河川敷などで1時間イメトレ
しながら走る。
この年から主流になった、ノーワックスでの
スケェーティング走法や、
片足スケェーティングも自然にマスター。
自分のモノにし、スピード自体が上がる。
試合2週間前、やっと学校練習開始。
(興譲小は優秀な生徒が多く勉強中心。
運動には力を入れない)
市内大会本番コースでタイム計測。
2kmのこのコースを去年は7分51秒(市3位)
兄が6年時6分36秒(市2位)だったが、
今年の私はスケェーティング走法で
5分ジャスト!(例年の優勝者は6分30前後)
先生もびっくりしていた。
他の子は速くて8分切るか切らないか。
私は自信に満ちていた。
■「ルール問題/ルール変更」
ところが、大人の横槍が入る。ルール変更だ!
このスケェーティングは膝に悪いと
スキー選手を多く輩出してきたSという
地域がクレームをつけてきたのだ。
これに対し、意味を理解していない
学校の先生方は了承。
なんと試合10日前にスケェーティング走法が
部分禁止(コーナーワークはOK。
他は通常スタイル/クラシカル走法)
となる。
それでも、5分45秒。
前年度優勝者より45秒速い。
問題なし!いける!
~つづく~